成約実績
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事業シナジーを効かせるためのM&A
売手概要
事業内容
水産卸・加工業売上
10億円内外売却理由
事業の発展、ポートフォリオの見直し
買手概要
事業内容
投資会社売上
100億円以上買収目的
保有企業の事業拡大
案件概要
1. 売却の背景
対象事業は、水産卸及び加工、惣菜の製造を行っている。投資会社が保有する投資ポートフォリオの一社であり、豊富な海産物が取れる場所柄、卸業に留まらず惣菜メーカーとしての機能も拡大して順調に売上は増収基調となっていた。
ところが、投資会社の戦略変更を受け対象事業への投資を見直すことになりM&Aを行うことを決定し、当社へ相談。 事業面を高く評価する候補者を探すことになった。
2. 対象事業の強み
対象事業は水産卸が主な事業となるが、その販路は卸屋ではなくメーカーが多かった。 卸業は業界柄、何重にも卸が商取引に絡んでいるが対象会社にはそれがなく、また、浜(市場を介しない取引)から直接取引ができる状態であり、そこも高い事業価値を生み出すことがわかった。
3. 買収の理由
買収を決めた会社は新進気鋭の会社で、M&Aをうまく活用して業績を拡大している。
対象会社のエリアにも複数の法人を有していること、また、そのエリアが今後特に注力したいエリアだったこともあり、ほとんど即決でM&Aを行うことになった。
4. ポイント
- 販路(取引口座)を確認して誰に何をどのように販売しているのかをきちんと整理すること。
- 商取引が既存の業界と比較してどうなっているのか、ヒアリングを行い付加価値の源泉を見極めること。